MTB用コンポの選び方

今回はMTB用コンポの選び方をご紹介します。

 

※各パーツの名称は解っている前提で説明します。

 

コンポとは

ほとんどの場合

  • クランク
  • スプロケット
  • シフトレバー
  • ブレーキレバー
  • ボトムブラケット
  • リアディレイラー
  • フロントディレイラー

のことをコンポと呼び

  • フレーム
  • フォーク
  • ホイール
  • タイヤ
  • サドル
  • ハンドル

は含まないことが多いです。

駆動系のパーツの総称ということですね

 

コンポを略さず言うと、「コンポーネント」「コンポーネンツ」などと言います。

 

クランクの選び方

クランクとは、ペダルとフレームをつないでいる部分のことです。(正確にはフレームではなくボトムブラケット)

クランクを選ぶ時のポイントは3つあります。

  • クランクの長さ
  • ギアの歯数
  • ボトムブラケットの規格

です。

 

  • クランクの長さ

クランクの長さは自分の身長の10分の1程度が適正と言われています。

適性の長さから5mmくらい長くしたり短くしたりしてみると乗り心地が変わります。

長いと漕ぐときにトルクがかけやすいのでマウンテンバイク向きですが、クランクの回転数が低くなります。

逆に短くすると、クランクの回転数が上がりトルクもかからないので回すのが楽です、トルクは掛けづらいのですが、いっつもいっつも山に行くわけではないのなら、短めにすることをお勧めします。

 

  • ギアの歯数

ギアの歯数は少し難しいです。

いま乗っている自転車で、軽いギアと重いギアが足りなかったりしないのであれば歯数を数えて同じものを買えばいいです。

重すぎるのであれば軽いギアを増やさなければいけません。

ここでギア比の話になります

ギア比は前のギアの歯数÷後ろのギアの歯数で出すことができます。

ギア比が3ならペダルを一回転させるとタイヤが3回転するという意味です。

MTBのギア比は3が黄金比と言われています。

大体の人は3になるようにすらといいでしょう

 

  • ボトムブラケットの規格

クランクには、対応しているボトムブラケットがあります。

このボトムブラケットでこのフレームに合うのかな?と思っても安心です。

特殊なボトムブラケットでない限り何でも合います。

上位のクランクは、ホローテック2というボトムブラケットに対応しているので、クランクを変えるなら、ボトムブラケットごと変えてしまいましょう。

 

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ホローテック以外はこれが無いと外れません


スプロケットの選び方

スプロケットを選ぶときは、ホイールがその段数に対応しているかと、ギア比が自分に合っているかを確かめるだけで大丈夫なので、それほど困るものではありません。

 

ホイールは、11速対応ならどの段数でも行けます(スぺーサーが必要です)

11速対応でない普通のホイールなら、専用品じゃない限り6.7.8.9.10段に対応しています。

ギア比はクランクの項目で説明した通りです。

 

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シフトレバーの選び方

シフトレバーは、前後の変速の段数に気を付ければ大丈夫です。

フロント3段なら3s用を買えばいいし、リアも同じように10段なら10s、11段なら11sを買えば動きます。

 

唯一気を付けるべきは、「i-speck」と言う種類です。

i-speckのシフトレバーは対応するブレーキレバーの固定バンドに一緒に固定するもので、シフトレバー自体には取り付けバンドが付属しません。

ブレーキレバーの固定部分に付けると、見た目がスッキリしておすすめです。

 

ブレーキレバーの選び方

ブレーキレバーは、油圧orワイヤーを確認すれば大丈夫です。

最近のレバーならvブレーキディスクブレーキ、どちらも対応しています

 

油圧ブレーキにしたい方は、相当難しい作業になるので、お店に持っていくのが良いと思います。

ワイヤー式は、自分でも交換できるので手軽に変えることができます。

 

※先ほど説明したi-speckに対応しているのはDEOREグレード以上のレバーだけです。

 

ボトムブラケットの選び方

ボトムブラケットを選ぶときは、クランクとの相性を見ましょう。

ホローテック2対応クランクにはホローテックのボトムブラケット。

それ以外には各々対応するボトムブラケットを選びましょう。

フレーム自体にはホローテックもそれ以外もどちらでも対応すると思います。

 

※ボトムブラケットの入っているところにネジ山があれば対応しています。ネジ山が無い場合はお店に持っていって「このボトムブラケットってなんて言う規格ですか?」と聞いてみましょう。

 

リアディレーラーの選び方

リアディレーラーを選ぶときに気を付けることは3つです。

  • 正爪.逆爪のどちらかを確かめる
  • スプロケットの段数に対応しているかを確かめる
  • ギアの歯数が対応しているかを見る

 

  • 正爪.逆爪のどちらかを確かめる

正爪と逆爪は参考になる写真が無いので、貼れません……

ほとんどのリアディレイラーは正爪にしか対応していないので、逆爪の人はアダプターをつけて対応しましょう。

ここから検索できます

 

  • スプロケットの段数に対応しているかを確かめる

段数は見たらわかると思うので、説明はいらないと思います。

 

  • ギアの歯数が対応しているかを見る

スプロケットとクランクの最大歯数と最低歯数を確かめましょう。

シマノのスプロケットを使っている場合は、グレードを合わせると対応できるので同じグレードなら心配いりません。

 

フロントディレイラーの選び方

フロントディレイラーを選ぶのには二つ気をつけることがあります。

 

  • ディレイラーの方式
  • 段数
  • 取り付け方式

 

  • ディレイラーの方式

変速というのは、ディレーラーをワイヤーで引っ張って行っているのですが、引っ張る方向が何種類かあります、上から引っ張るものや下から引っ張るもの、横から引っ張るものもあります。

これは商品の写真を見れば大体解るので、しっかり確認して買いましょう。

 

トップスイング

ダウンスイング

サイドスイング

などが引っ張る方式の種類です。

 

  • 段数

段数については、3段なら3s、2段なら2sを買いましょう

1段の場合、フロントディーレイラーはいりませんね笑

 

  • 取り付け方式

フロントディレイラーをフレームに取り付ける際の方式です、バンドで止めるか、ボトムブラケットと一緒にねじ込んで止めるか、フレームについている台座に止めるかの三種類があります

 

 

最後に

今回説明したことをしっかり理解すれば、MTBのコンポを丸々入れ換えることができるようになると思います。

説明が分かりにくかったところなどあれば、コメントいただけると解説します。

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