今回はマウンテンバイクを700c化したのでご紹介します。
自転車のインチアップを検討しているけど色々大変そう…と思っている方にも参考になる記事かと思います
街乗りカスタムMTBについてはこちらから
700c化しようと思ったきっかけ
今まで僕の自転車には27.5インチのホイールがついていました。
オフロードを走るなら太いタイヤをはけたり小さくてキビキビ動く27.5インチは良いのですが、夏はオンロードを走ることが多く、オフロード用のタイヤを履くと思いの何ので大変でした。
27.5x1.5のスリックタイヤも履いてみたのですがやっぱり重いです。
そこで700c化を思い立ちました。
700c化するために必要なもの
僕の自転車はディスクブレーキ車だったので700c化するのは簡単でした。
用意したものは
- ホイール(12000+2230円)
- タイヤ(5000円)
- チューブ(2500円)
の三つだけです。
ホイールはメルカリで安いものを見つけてタイヤはAmazonで注文しました。
ホイールの選び方
おそらく700c化する上で問題になるのはここくらいかと思います。
なぜ問題になるかというと、マウンテンバイクと700c(ロードバイク)のホイールではエンド幅というのが違うからです。
エンドというのはフレーム後ろ端部分のホイールを挟む部分のことです。
ロードバイクはエンド幅が130mm、マウンテンバイクは135mmあります。
※細かく言うと他にもいろいろあります。最近は130mmや135mmではなくて140mmや142mm、145mmなどが主流のようです。
こんな5mm位どうだってなるよと思うかもしれませんが、そうはいかないのがスポーツバイクです。
この5mmの隙間にワッシャーを挟んで使う方もいるらしいのですが推奨はしないです。
じゃあお前はロードバイク用の130mmをどうやってマウンテンバイクに入れたんだよ?という疑問が生まれると思います。
実は、最近流行りのディスクロード(ディスクブレーキ付きのロードバイク)のホイールはエンド幅が135㎜なのです。現在、135mmエンドは一部マウンテンバイクorクロスバイク等に使われるみたいです
このことからディスクブレーキ対応の700cホイールはマウンテンバイクに使うことができるということがお分かりいただけたかと思います。
タイヤの太さってどれくらいがいいの?
ロードバイクでは一般的に23c(23mm)の太さのタイヤが使われます。
ですが今回は23cではなく25cをチョイスしてみました。
23cよりも25cの方が転がり抵抗が少ないという話を言いていたので、こっちの方が効果が大きいかな?と思ってやってみました。
ではなぜロードバイクに23cが使われるのかということですが、これは重量が関係しています。
タイヤまわりの軽量化は他のところの5倍の効果と言われることがあるくらい軽量なのは重要な要素なのです、だから多少抵抗は大きくても軽量な23cタイヤを使うらしいです。
実際の作業
- 新しいホイールにタイヤをセットする
- 今までのホイールを外す
- ディスクローターを入れ替える
- スプロケットを入れ替える
- 自転車に新しいホイールを履かせる
こんな感じでいろいろやって完成!!
今まで↓ 新ホイール↑
だいぶ細くなりましたね(笑)
軽ーく走った程度では「なんとなく軽くなった?」位だったのですがスピードを出してみると差は歴然でした、まずスピードが落ちない!今までより5kmくらい巡行スピードが上がりました。
それに上り坂も楽になりました(軽いチューブにしてよかったー)
最後に
このカスタムはマウンテンバイクの良いところを潰すように見えますが、意外とそうでもありません。
ロードバイクなどは衝撃をフレームで和らげるように出来ていますがマウンテンバイクではそういう設計になっていません。
それなのにリジットフォーク(サスペンション無しフォーク)をつけると体中がしびれますがサスペンションがあれば安心です。
このカスタムはマウンテンバイクの良いところとロードバイクのような走りの軽さを生かした中途半端に見えて街乗り最強のカスタムになりました。
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おまけ
油を被ったブレーキパッドをバーナーであぶってみました
42秒経ったところで茶色く変色したのですが、油も飛んで効きも改善したので成功と言えるでしょう。